【プロ野球】高木豊がセ・リーグ6球団のルーキー野手を分析 驚愕デビューの阪神・立石正広など高く評価した選手は? (3ページ目)
【巨人、中日のルーキーの印象は?】
――巨人のルーキーの皆川岳飛選手(同4位)は、一軍での8試合で打率.125、0本塁打、0打点、OPS.347。小濱佑斗選手(5位)は一軍での7試合で打率.238、0本塁打、5打点、OPS.590。それぞれどう見ていますか?
高木 皆川は選球眼がすごくいいですし、バットコントロールに非凡なものがあります。このような選手は実戦で慣れさせていくことが重要ですが、今の巨人はそういった時間を与えてくれません。まずはファームで経験を積んでいくことですね。
小濱は脚力があって、ショートでの守備範囲もある程度広いですし、身体能力の高さを感じます。打つことも大事ですが、最近は守れる選手が少ない。守備がしっかりしている選手のほうがベンチには入れますし、必然的に試合に出る回数も増えていきます。彼の守備にはセンスを感じるので、チャンスを得た時にいかに打てるかですね。
――中日では、花田旭選手(同6位)が一軍での10試合で打率.263、1本塁打、5打点、OPS.670という成績です。
高木 スタメンで5番を任される試合もありましたし、期待されていますよね。1本ホームランも出ましたが、スケールの大きさを感じさせてくれる選手です。ケースによっては右打ちなども求められると思いますが、彼の武器はパンチ力だと思うんです。うまさが出てくるとパンチ力が弱まってしまったりするので、荒削りなままでいいですから、「スタンドに叩き込んでやる!」くらいの意識でスイングしてほしいです。
【プロの壁に苦しむ選手も】
――広島の平川蓮選手(同1位)は、一軍での21試合で打率.187、0本塁打、10打点、OPS.464。開幕スタメンで注目を集めましたが、苦しんでいる印象です。
高木 プロの壁に当たっているところでしょうね。ただ、走攻守で身体能力の高さやセンスを感じさせるプレーを見せてくれますし、僕は開幕前と同じように高く評価しています。
気になるのは起用法で、試合に出たり出なかったりという使い方だと、伸びるものも伸びません。人間なので調子のいい時もあれば悪い時もある。壁に当たった時にいかに周りが我慢できるかで成長速度は変わると思うのですが、首脳陣が苦しみから逃がしてしまうことが多いような気がします。
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