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【プロ野球】高木豊がセ・リーグ6球団のルーキー野手を分析 驚愕デビューの阪神・立石正広など高く評価した選手は? (2ページ目)

  • 浜田哲男●取材・文 text by Hamada Tetsuo

【DeNAのルーキーたちは「まとまりすぎている」】

――続いて、DeNAの小田康一郎選手(同1位)は一軍での出場がないですが、オープン戦やファームでのプレーをどう見ていますか? ファームでは37試合で打率.214、0本塁打、14打点、OPS.581となっています。

高木 バットコントロールは非凡なものを感じます。そういった部分を評価しての1位だと思いますが、まだまだひ弱な印象ですね。DeNAでは、宮下朝陽(同3位)と成瀬脩人(同5位)が一軍の試合に少し出ていますが、ふたりともまとまりすぎているような気がします。ルーキーではないですが、例えば巨人3年目の平山功太には「自分の野球をするんだ」といった意思を感じるのですが、そういうものがなかなか見えてきません。

――まとまっている、というのはいい部分もあるでしょうか?

高木 もちろん悪いことではないですが......。彼らに限ったことではなく、「勝つ」とか「失敗したくない」とか、幼い頃からそういったことに重きを置いて、野球を教えられてきた子たちが多いですよね。そつなくこなして組織のなかでうまく機能することは大事なことですが、個々が本来持っている素質があると思うんです。宮下にしろ、成瀬にしろ、早い段階で自分がなりたい選手像を描いて取り組んでいってほしいです。
 
 理想の選手像を描くという話は、プロになるすべての選手に対して言えることですね。バットコントロールに自信があるなら「アベレージヒッターとして勝負していきたい」とか、「打率.240くらいでいいから、本塁打を30本打つんだ」とか、意識を強く持たないとすぐに置いていかれる世界ですからね。

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