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【プロ野球】「なぜ彼はMLBにいないんだ?」 WBCで世界を驚かせたオリックスの守護神・マチャドが日本で進化した理由 (4ページ目)

  • 中島大輔●文 text by Daisuke Nakajima

 来日を機に投球パフォーマンスを向上させる外国人投手は少なくないが、マチャドもそのひとりと言えるだろう。

 では、パ・リーグ屈指のクローザーとなった今、彼の目にはどの日本人打者が最も優秀に映っているのだろうか。

「たくさんいるよ。オリックスでは(西川)龍馬。太田(椋)もいいバッターだ。森(友哉)も宗(佑磨)もそう。みんな、いいバッターだよ」

 ほかのチームではどうだろうか。

「Ninguno(スペイン語で「誰もいない」という意味)」

 真剣な表情のマチャドに「あなたは無敵だから?」と振ると、相好を崩した。

「そんなことはないよ(笑)。もちろん、いいバッターはたくさんいる。近藤(健介)、同じソフトバンクの柳田(悠岐)、栗原(陵矢)。ロッテの外野手の西川(史礁)。日本にはいいバッターがたくさんいる。三振を奪うのはすごく難しい」

【「なぜ彼はMLBにいないんだ?」】

 2025年、マチャドがストレートで記録した「空振り/スイング率」はパ・リーグの救援投手3位の26.6%。平均球速146.1キロのチェンジアップでも、「空振り/スイング率」はパ・リーグ全投手で3位の39.7%だった。

 日本で凄みを増したマチャドは、2026年ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でその力を世界に示した。

「なぜ彼はMLBにいないんだ?」

 WBCを見た『Baseball America』のジェフ・ポンテス記者が、レポートでそう記すほどだった。今年4月に33歳になったマチャドは、今後のキャリアをどう考えているのか。

「日本で長くプレーしたいと思っている。でも、その時が来るのを待つよ。もし神様の計画のなかでメジャーリーグに戻る機会があるなら、自分もそうしたい。ただ、今の時点では日本で投げ続けたいという気持ちが強くある。オリックスはとても居心地がよく、このチームでプレーするのが本当に好きなんだ」

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