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【プロ野球】「監督がチームに元気をくれる」 奥川恭伸、長岡秀樹たちが明かす池山ヤクルト快進撃の舞台裏 (2ページ目)

  • 島村誠也●文 text by Seiya Shimamura

 奥川自身、今シーズンはまだ1勝にとどまっているものの、「去年と違ってピッチングの内容はいいので、そこが元気の源になっていますね」と笑った。

「フォームもそうですし、真っすぐがよくなったと感じています。それによって変化球が生きて、配球もうまくできている。この先、チームが苦しい時期を迎えるかもしれませんが、そういう時こそ力を発揮する、勝てるピッチャーになりたいと思います」

【新外国人が盛り上げるブルペン陣】

 先発陣からバトンを受け継ぐリリーフ陣も、ヘスス・リランソ、ホセ・キハダといった新戦力の活躍もあり、活気にあふれている。

 プロ2年目の廣澤優は、今季開幕前に育成選手から支配下登録を勝ち取った。最速159キロを誇る右腕は、「とにかく、ブルペンはリランソとキハダがめちゃくちゃ元気なんですよ(笑)」と教えてくれた。

「チームが劣勢の場面でも、率先して声を出してくれるんです。スペイン語なので、何を言っているのかわからないんですけど(笑)、その声が不思議と緊張感を和らげてくれるというか、自然とリラックスできる。みんないい雰囲気でマウンドに立てていると思います」

 そのキハダは、「意識して声を出しているんだ」と明かした。

「長年、野球選手としてプレーしてきた経験から言えば、どんな選手にも調子のいい日もあれば、悪い日もある。それでもプロである以上、求められる役割に応えなければいけない。だからこそ、ポジティブな言葉をかけたり、大きな声を出したりすることは、アメリカでもとても大事にされているんだ。自分も、チームのみんなにいい影響を与えられるように心がけているよ」

 自身の元気の源については、次のように語った。

「神様が自分に与えてくれたものに感謝していますし、日本の平和さや治安のよさ、そして妻をはじめとする家族の支えが、今の好調につながっていると思います」

 ここまでのキハダのピッチングは元気そのもので、14試合連続無失点を続け、12セーブをマーク。全投球の89.2%がストレートで、平均球速は150.1キロを記録している。

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