【WBC 2026】侍ジャパン連覇のキーマンに急浮上 種市篤暉の「異次元の球筋」にメジャースカウトも熱視線 (2ページ目)
特徴のひとつは、"消える"と形容される変化だ。同じく目を凝らした伊藤大海(日本ハム)もこう話している。
「シーズン中からとんでもないなと思っていました。自分が思っていた数値と、実際に投げている数値がどんなものなのかを見比べてみたいなと。とくにフォークがやばいです。真っすぐもすごいけど、空振りを奪える理由がそこにあるなって感じます」
真っすぐ、スプリットともに一級品だが、それぞれを組み合わせて相乗効果を発揮する。そうしたピッチングに凄みを感じると話したのが、髙橋宏斗(中日)だった。
「本当に見てほしい。とにかく球筋がすごい。種市さんの真っすぐとフォークのコンビネーション、あれは手が出ないです。回転数もそうですけど、回転軸とか変化量とか、あれはすごいです」
球筋がすごいというのは、ストレートと同じような軌道からストンと落ちるということだろうか?
「そうとも限らず......なんか深いですね、野球って」
同じ投手がひと言では表せないほど、そのピッチングには深みがあるという。同じくストレートとスプリットが投球割合の7割超を占める髙橋に、感嘆させるほど種市の投球は異次元にあるようだ。
【中村悠平は「一級品」と絶賛】
視点を変えて、ボールを受けるキャッチャーはどう感じているのだろうか。今季でプロ18年目、35歳の中村悠平(ヤクルト)はこう語った。
「久しぶりに一級品のフォークを見ました。なおかつストライクゾーンの出し入れをするので、ものすごく器用だなって思いました。フォークにとらわれがちですけど、真っすぐの質もすごくよかったので、すごいなと思いましたね」
一級品のフォークとは、どういうボールなのか。
「落ち幅もそうですし、速さ、強さ、そして真っすぐの強さ。前回、(2023年WBCで侍ジャパンの投手コーチだった)吉井(理人)さんも相当期待していると聞いていたので、そのとおりの球を投げていたなと感じます」
2 / 4

