【WBC 2026】監督よりも長く侍ジャパンを見てきた男 村田善則が15年で積み上げた勝つための思考 (4ページ目)
今回のキャッチャーを年齢順に挙げていくと、1990年生まれの中村、1993年生まれの坂本、1995年生まれの若月ということになる。井端監督は若月、坂本、中村の3人の起用法について、東京ドームの1次ラウンドでは先発ピッチャーごとに担当制を敷く意向だと報じられている。
3月6日の台湾戦は山本由伸、3月7日の韓国戦は菊池雄星、3月8日のオーストラリア戦は菅野智之と、3人のメジャーリーガーが先発するとしたら、オリックス時代の山本を知る若月が台湾戦、誰と組んでもピッチャーの持ち味を引き出せる坂本が菊地と組んで韓国戦、同じセ・リーグで長く対戦してきた菅野と中村がオーストラリア戦、ということになるのだろうか。村田が続ける。
「ムーチョ(中村)に関しては、前回のWBCの経験もありますし、どういう役回りでもこなしてくれる選手なので、先発でも途中からでも行ってくれる柔軟な役割を期待しています。今回、初戦で投げる予定のピッチャー(山本)を数多く受けてきたのは若月で、坂本には誰をまかせても大丈夫だという安定感があります。3人とも寛容力があって、懐の深いキャッチャーですから、試合に応じて、投げるピッチャーによって臨機応変に......今回の3人は、打つことよりも守備優先で戦うためのキャッチャーだというふうに、僕は思ってます」
著者プロフィール
石田雄太 (いしだゆうた)
1964年生まれ、愛知県出身。青山学院大卒業後、NHKに入局し、「サンデースポーツ」などのディレクターを努める。1992年にNHKを退職し独立。『Number』『web Sportiva』を中心とした執筆活動とともに、スポーツ番組の構成・演出も行なっている。『桑田真澄 ピッチャーズバイブル』(集英社)『イチローイズム』(集英社)『大谷翔平 野球翔年Ⅰ日本編 2013-2018』(文藝春秋)など著者多数。
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