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【プロ野球】藤浪晋太郎と森友哉が語り合う覚悟の2026年シーズン 「頭のどこかで常に終わりは意識している」 (2ページ目)

  • 谷上史朗●文 text by Tanigami Shiro

【三振か、えげつない打球かの二択】

── 高校に入ってからは、紅白戦やシート打撃でも対戦を重ねたと思います。

藤浪 森が1年で入ってきた最初の紅白戦の打席は、たしかスライダーを右足に当てての空振り三振だったはずです。1年の時は、打たれたイメージはなくて、森が2年になってからですね。2012年の夏前の紅白戦で、僕がレギュラー陣に投げて、2回で8点取られたことがあったんですけど、その時も先頭の森に、インローへのカット気味のスライダーをライト線に打たれて、そこからメッタ打ちされました。ふつうのバッターなら空振りするようなスライダーを打って、ファーストの横を「シューッ」と低いライナーで抜かれた、あのライト線でした。

 ほんま、よう覚えてますね(笑)。自分の場合、振り返ると高校時代はすべての思い出が濃すぎて、逆に一つひとつの場面は覚えていないというか。とくに連覇の時は、先輩たちに囲まれた後輩だったというのもあったと思いますけど、予選とかも本当に覚えてなくて、甲子園しか覚えていない、という感じです。

── プロに入ってからの「直接対決」といえば、藤浪投手がアメリカへ渡る前、2022年の交流戦でもありました。

藤浪 甲子園で、158か159キロのストレートをライト線にツーベースを打たれました。プロではもう1回、交流戦(2018年)でもあって、所沢で僕が投げているところに、森が代打で出てきたんですけど、それはフォアボールでした。あとは、2015年のオールスターで天井に当たった一塁フライ。

 その年のオープン戦でも1回やりましたよね。甲子園で。

藤浪 あっ、あったな。レフトフライや。
※2021年のオープン戦でも対戦があり、その時は森がレフトオーバーのタイムリー二塁打を放った

── 対戦した時は、ほぼ真っすぐ勝負?

藤浪 割と余裕のある場面が多かったので、自分も楽しむ、というわけではないですけど、お客さんも楽しみにしてくれていると思って、そこは意識して投げていました。

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