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【プロ野球】今季で引退の中田翔「すすきの行きたい」「小遣い30万、少ない」 球団スタッフが綴るルーキー時代の豪快伝説 (3ページ目)

  • 加藤潤●文 text by Kato Jun

 少年野球を3年しか経験していない私が、バッティングピッチャーを務めることになった。案の定、すっぽ抜けたボールが中田の背中を直撃。中田は痛がるそぶりをしたのち、メンチを切ってきた。「おい、かとちゃん!」と凄みをきかせ、すぐに人を食ったような笑みを浮かべた。懐かしい思い出である(昨年その話をしたところ、中田は覚えていなかったが......)。

 思い返せば、この頃から15歳年上の私の呼び名が「かとちゃん」になっていた。

つづく>>

著者プロフィール

  • 加藤 潤

    加藤 潤 (かとう・じゅん)

    1974年生まれ。東京都出身。中日ドラゴンズ通訳。北海道日本ハムファイターズで通訳、広報、寮長に就いたのち、2011年から現職。シーズン中は本業をこなしながら、オフには海外渡航。90ヶ国を訪問。稀に文章を執筆。過去にはスポーツナビ、中日新聞、朝日新聞デジタル版に寄稿。またコロンビアのTV局、テレメデジンとテレアンティオキアに話題を提供。現地に赴き取材を受ける

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