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大谷翔平から三振を奪った元チェコ代表、オンドジェイ・サトリアはオリックスファンになっていた (3ページ目)

  • 阿佐智●文 text by Asa Satoshi

 今シーズンのサトリアは、51試合あるレギュラーシーズンのうち、じつに14回先発マウンドに立ち、6勝4敗、防御率2.82という成績を残した。代表候補のひとりであることは間違いない。

 最後に聞いてみた。もう一度、大谷と対戦したら三振を奪うことはできるか? すると、サトリアは即答した。

「そんなわけないよ(笑)。もう僕のチェンジアップを彼は見たからね。次はホームランを打たれるかもね」

 長いシーズンを終え、エクストラ・リガの選手たちは少し遅めのバカンスに入る。サトリアには、日本からのビッグプレゼントとして、ZOZOマリンスタジアムでの始球式が待っている。この日のロッテの対戦相手は、宮城のいるオリックスだ。ライバルとの再会は、サトリアのWBCへの情熱に再び火をつけることだろう。

著者プロフィール

  • 阿佐 智

    阿佐 智 (あさ・さとし)

    これまで190カ国を訪ね歩き、22カ国で野球を取材した経験をもつ。各国リーグともパイプをもち、これまで、多数の媒体に執筆。国内野球についても、プロから独立リーグ、社会人野球まで広くカバー。数多くの雑誌、ウェブサイトに寄稿している。2011、2012アジアシリーズ、2018アジア大会、2019侍ジャパンシリーズ、2020カリビアンシリーズなど国際大会取材経験も豊富。

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