大胸筋断裂、62打席無安打... 西武・西川愛也が苦難を乗り越えつかんだ「プロ8年目の開花」 (4ページ目)
山川が教えてくれたルーティンは、今も続けている。ベンチにいる時から相手投手のタイミングを見極め、打席に向かう直前、ネクストバッターズサークルでストレッチを行ない、ピッチャーのタイミングにもっと近い場所から合わせるというものだ。今や、打席で結果を残すために不可欠な準備となっている。
もがき苦しんだ末、不名誉な連続打席無安打の呪縛からようやく解き放たれた。
だが、西川が本格ブレイクを果たすには、もうひとつ乗り越えなければいけない壁があった。
西川愛也(にしかわ・まなや)/1999年6月10日生まれ。大阪府出身。花咲徳栄高では1年秋からベンチ入りし、甲子園に3度出場。3年夏の甲子園では3番打者として活躍し、埼玉県勢初の選手権大会優勝を果たす。2017年ドラフトで西武から2位で指名され入団。3年目の20年に一軍昇格を果たし、24年は104試合に出場した。今季は開幕から一軍に定着し、チームの躍進に貢献。監督推薦でオールスターにも出場することが決まった
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著者プロフィール
中島大輔 (なかじま・だいすけ)
2005年から英国で4年間、当時セルティックの中村俊輔を密着取材。帰国後は主に野球を取材。新著に『山本由伸 常識を変える投球術』。『中南米野球はなぜ強いのか』で第28回ミズノスポーツライター賞の優秀賞。内海哲也『プライド 史上4人目、連続最多勝左腕のマウンド人生』では構成を担当。
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