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「ガッツ」小笠原道大の娘が明かす父の素顔 巨人移籍でヒゲを剃った時や劇的サヨナラホームランの瞬間も語った (2ページ目)

  • 白鳥純一●取材・文text by Shiratori Junichi

――お父さんの活躍が、茉由さんの生活に影響を与えたこともあるんでしょうか?

「その点では、日本ハムが44年ぶりに日本一になった2006年が、周囲も一番盛り上がっていたように感じます。

 私はまだ小学1年でしたが、父が『北海道を熱い大地にします!』と宣言して、新庄(剛志)さんなどと一緒に日本一を達成するまでのストーリーには心を動かされました。日本一が決まったあとは、学校の先輩たちが次々と私の教室にやってきて、サインを求められたり、なぜか私が胴上げされたりしたので印象に残っています(笑)。

 クラスメイトは父のことを知っていましたし、たまに『お父さんの年俸、4億円なの?』と冗談混じりに聞かれることもありましたけどね(苦笑)。ただ、特別に注目されるようなことは少なかったですし、楽しい学生生活を過ごすことができました」

【巨人入団時、ヒゲを剃った父の印象は?】

――道大さんは日本ハムを日本一に導いた2006年オフにFA権を行使し、巨人への移籍を決断しました。トレードマークだったヒゲを剃って臨んだ会見が印象に残っていますが、その姿をどう見ていましたか?

「実は、日本ハムに在籍していた頃も、シーズンオフになるとヒゲを剃っていたんですよ。なので、ヒゲのない父の顔は割と見慣れていて、巨人の入団会見を見た時も不自然さは感じませんでした。でも、ヒゲがあったほうがインパクトがありますよね」

――巨人では「茶髪、長髪、ヒゲ」を禁止していますが、それ以外にもさまざまなルールがあるそうですね。

「『暗黙の了解』はあったそうです。ある日、ダメージ加工されたジーンズを履いて球場に行ったら、高橋由伸さんに『ガッツさん、それはダメです......』と注意されたそうです。あとは、指定の集合時間の10分前に揃っていないといけないルールもあるので、『時間に対する厳しさを学ぶ機会も多かった』と聞いています」

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