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【プロ野球】山本昌&岩瀬仁紀が考える2025年中日ベストオーダー「すべては4番サード・石川昂弥にかかっている」 (3ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro

山本昌 昂弥が4番・三塁で1年間通して戦えるかどうかがカギだね。井上一樹監督も「昂弥を育てたい」と言っていたから、期待したいね。

岩瀬 あとは(本塁打が出にくい)バンテリンでどうやって点を取るかですね。

山本昌 足をどう絡めるかだけど、今まで名前を挙げた選手はシーズンに入ると意外と盗塁は多くないんだよね。樋口正修、尾田剛樹といった足の速い選手がスペシャリストになれるか。代打には宇佐見など打力のある選手が控えている。中日を最下位予想にする評論家が多いけど、十分に戦える戦力だと思うよ。

岩瀬 僕は昂弥次第で3位以内もあると思っています。

つづく


山本昌(やまもと・まさ)/1965年生まれ。神奈川県出身。日大藤沢高から83年ドラフト5位で中日に入団。5年目のシーズン終盤に5勝を挙げブレイク。90年には自身初の2ケタ勝利となる10勝をマーク。その後も中日のエースとして活躍し、最多勝3回(93年、94年、97年)、沢村賞1回(94年)など数々のタイトルを獲得。2006年には41歳1カ月でのノーヒット・ノーランを達成し、14年には49歳0カ月の勝利など、次々と最年長記録を打ち立てた。50歳の15年に現役を引退。現在は野球解説者として活躍中。

岩瀬仁紀(いわせ・ひとき)/1974年11月10日、愛知県生まれ。西尾東高から愛知大、NTT東海に進み、98年のドラフトで中日を逆指名し2位で入団。入団1年目の99年シーズン途中から勝ちパターンの一角を担い、最優秀中継ぎ投手賞を受賞。その後も中継ぎで起用され、2004年からは抑えとして5年ぶりの優勝に貢献。12年にはセ・リーグ史上最多の5度目、また最年長記録となる最多セーブのタイトルを獲得。18年9月28日の阪神戦でNPB初の1000試合登板を達成し、同年現役を引退。19年からは野球解説者として活動。25年に野球殿堂入りを果たした

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著者プロフィール

  • 菊地高弘

    菊地高弘 (きくち・たかひろ)

    1982年生まれ。野球専門誌『野球小僧』『野球太郎』の編集者を経て、2015年に独立。プレーヤーの目線に立った切り口に定評があり、「菊地選手」名義で上梓した『野球部あるある』(集英社/全3巻)はシリーズ累計13万部のヒット作になった。その他の著書に『オレたちは「ガイジン部隊」なんかじゃない! 野球留学生ものがたり』(インプレス)『巨人ファンはどこへ行ったのか?』(イースト・プレス)『下剋上球児 三重県立白山高校、甲子園までのミラクル』(カンゼン)など多数。

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