プロ野球ファンクラブの「充実度ベスト3」はどこ? 全12球団に20年間入り続けた男が認定! (3ページ目)
続いて、第2位は千葉ロッテマリーンズ。
2005年から2014年までの10年間、「ロッテはファンクラブ界最強の先行者にして、最大の功労者」であり、「ロッテが基準であり、すべての球団がロッテファンクラブ並み、さらにはそれ以上の高いレベルになれば、ファンクラブ界には明るい未来が待っている」と長谷川は考えていた。
その後、「存在感が薄くなった」時期もあったが、2016年「OUTDOOR PRODUCTS」とコラボした2wayディパックや2018年のスウェットスタジアムジャンパー、2020年のZOZOマリンスタジアムを模したエアソファなどが人気を集め、かつての独自性が復活している。FOYを3回、GOYを1回受賞。「今後は "ロッテリア試食券"の復活をはじめ、ロッテ製品の特典化など食特典のトップランナーを目指してほしい」とのこと。
ロッテの独自性を感じさせるZOZOマリンスタジアム型の「エアソファ」この記事に関連する写真を見る
そして、「12球団ファンクラブ通信簿」で堂々の第1位に輝いたのは、埼玉西武ライオンズだ。
「2007年、松坂大輔の海外移籍にともなうポスティングマネーを投じた、いわゆる"松坂ファンクラブ革命"によって一気に球界有数のファンクラブに躍り出ると、その後も各種特典が大充実。西武ファンクラブのファンクラブ殿堂入りを真剣に検討すべきではないか?」とまで考えたと長谷川は言う。
2016年には待望のハイグレード会員が新設され、よりハイレベルなグッズが続々と誕生。なかでも2021年の「レオシルエット掛け時計」は大のお気に入りだ。また、「他球団にはない独自の"生活密着路線"を開拓し続け、これまで2019年の西武ファンクラブだけが実現させた"ボトムスの特典"である『ステテコ』は日々愛用している」というほど。FOYを2回、GOYを3回受賞。
2019年のGOY「レオとライナのステテコ」は日常生活でも愛用中この記事に関連する写真を見る
生活グッズだけでなく、「早期入会特典の『オリジナルDVD』も選手たちの座談会など撮り下ろしコンテンツが味わい深い。近年は有力選手の流出が相次ぎ、不本意なシーズンが続いているが、野球もファンクラブもトップに君臨していた頃の"西武ブランド"を復活させるべく新たな時代を切り開いてほしい」とエールを贈っている。
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