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新庄剛志監督3年目の日本ハムはここが違う! 鶴岡慎也が解説する「快進撃の理由」 (4ページ目)

  • 水道博●文 text by Suido Hiroshi

── ほかに楽しみな選手はいますか。

鶴岡 打線の軸を担う首位打者経験者の松本剛、昨年25本塁打の万波中正は、今後どこかで大爆発してくれると思います。あと、育成ドラフト1位から支配下登録された3年目の福島蓮は楽しみです。身長190センチから投げ下ろす大型右腕で、貴重な戦力になってくれるはずです。

── 今後の展開をどう予想しますか。

鶴岡 今年はソフトバンク打線が活発ですね。このソフトバンクを軸に、優勝争いが展開してくでしょう。ただ、どのチームも実力は拮抗しているので、オールスター明け、8月まではなんとか5割を目指して、そこからが勝負でしょう。

── 思えば2021年は、ヤクルトもオリックスも2年連続最下位から優勝を果たしました。

鶴岡 日本ハムは、ファームもイースタンリーグで首位を走っています。それだけファームにもいい選手がいるということで、好調な選手を一軍に昇格させられます。いい状態で一軍と二軍が連動していると言えるでしょう。ペナントレースはまだ始まったばかりですが、今年はなんとかAクラス、あわよくば......楽しみです。


鶴岡慎也(つるおか・しんや)/1981年4月11日、鹿児島県生まれ。樟南高校時代に2度甲子園出場。三菱重工横浜硬式野球クラブを経て、2002年ドラフト8巡目で日本ハムに入団。2005年に一軍入りを果たすと、その後、4度のリーグ優勝に貢献。2014年にFAでソフトバンクに移籍。2014、15年と連続日本一を達成。2017年オフに再取得したFAで日本ハムに復帰。2021年オフに日本ハムを退団し、現在は解説者として活躍中

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