WBC侍ジャパン世界一達成の地で39歳バレンティン発見! カリビアンシリーズでいまだ実力健在 (2ページ目)
2011年から11シーズン日本でプレー。ヤクルト時代は3年連続ホームラン王に輝くなど強烈なインパクトを残し、2020年からソフトバンクに移り、2021年シーズン後に日本球界を去った。
この時、37歳。"現役引退"をほのめかしていたが、翌年の春にはメキシカンリーグ入りが伝えられた。しかし成績が振るわず、開幕後、ひと月ほどで戦力外となった。それでもナショナルチームに合流し、同年夏にオランダで行なわれたハーレム国際大会に出場。社会人日本代表の前に立ちはだかった。
そして昨年開催されたWBCを最後の花道と定め、ドミニカのウインターリーグに参加し東京ドームを目指したが、台湾での1次ラウンドを突破できず、日本のファンの前にその姿を見せることはなかった。
【今さらファンもオレを求めていないだろう】
そのバレンティンだが、現在はマイアミで悠々自適の生活を送っているようだが、キュラソーがカリビアンシリーズに出場することになり、声がかかったのだという。
この冬に発足したキュラソーリーグは、たった3チームが12試合の公式戦を行なうだけのミニリーグで、今回は大幅な選手補強枠をもらっていたようだった。バレンティンはこの冬、母国のリーグには参加することなくメキシコのウインターリーグでプレーしていたのだが、カリビアンリーグは「キュラソー・サンズ」の一員として参加。
このシリーズ、バレンティンは絶好調だった。バッティング練習ではスタンドにポンポンと放り込み、予選ラウンドにあたる総当たりの「ラウンドロビン」では打率.391、ホームラン2本と主軸の役割を果たした。
しかし決勝トーナメントに入ると、7打数1安打と当たりが止まり、チームも準決勝で敗退。3位決定戦にも敗れ、4位に終わった。それでもバレンティンは大会ベストナインに輝くなど、39歳の今もまだ健在であることを示した。
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