2024年プロ野球「新助っ人」投手たちの実力は? 161キロを投げる剛腕に、出戻り右腕も (4ページ目)
ウィックとチームメイトになるアンドレ・ジャクソン(DeNA/右投/27歳)も、大学時代は登板するよりも外野を守ることのほうが多かった。ただ、当時から評価されていたのは投手のほうだ。プロ入りした2017年のドラフトだけでなく、高校から大学へ進んだ当時2014年のドラフトでも投手として指名されている。
なお、ドリュー・バーヘイゲン(日本ハム/右投/33歳)は出戻りとなる。2021年〜2022年も日本ハムで投げた。メジャーリーグではリリーバーとして投げてきたが、通用しなかったので日本に戻ってきたわけではない。昨年はセントルイス・カージナルスで60試合に登板し、61.0イニングで防御率3.98。後半に限ると防御率2.70を記録しており、本人が望めばメジャーリーグ契約を得られたはずだが、日本球界に復帰した。
著者プロフィール
宇根夏樹 (うね・なつき)
ベースボール・ライター。1968年生まれ。三重県出身。MLB専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランス。著書『MLB人類学──名言・迷言・妄言集』(彩流社)。
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