佐々木麟太郎なきドラフトで注目の強打者4人 名物記者が魅了されたのは? (5ページ目)

  • 菊地高弘●構成 text by Kikuchi Takahiro
  • photo by Ohtomo Yoshiyuki

加藤 私もいろんな選手を取材してきましたけど、選手としても人物としてもこのスケール感はなかなかいなかったなと感じるんです。それもそのはずで、菊池雄星(ブルージェイズ)や大谷翔平(エンゼルス)が近くにいる環境で育った高校球児なんて、今までひとりもいなかったわけですから。今までの常識では測れない、規格外の選手として育っていってもらいたいですね。

菊地 野球ファンなら応援しない理由はないですよね。たとえNPBを選択しなかったとしても、佐々木の挑戦を見守っていきたいと思います。

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加藤弘士(かとう・ひろし)/1974年4月7日、茨城県水戸市生まれ。幼少期は鍵っ子で近所の茨城県営球場にて高校野球を観戦して過ごす。小4だった84年夏、木内幸男監督率いる取手二の全国制覇に衝撃を受ける。茨城中、水戸一高、慶應義塾大学法学部法律学科を卒業後、97年に報知新聞社入社。「報知高校野球」の広告営業などを経て、2003年からアマチュア野球担当記者。アマチュア野球キャップ、巨人、楽天、日本ハム、西武の担当記者を務め、14年から野球デスク、20年からはデジタル編集デスク。9年間のデスク生活を終え、今年から編集委員として現場復帰。スポーツ報知公式YouTube「報知プロ野球チャンネル」のメインMCも務める。著書に「砂まみれの名将 野村克也の1140日」(新潮社)。趣味は昭和プロレスの考察

菊地高弘(きくち・たかひろ)/1982年生まれ。野球専門誌『野球小僧』『野球太郎』の編集者を経て、2015年に独立。プレーヤーの目線に立った切り口に定評があり、「菊地選手」名義で上梓した『野球部あるある』(集英社/全3巻)はシリーズ累計13万部のヒット作になった。その他の著書に『オレたちは「ガイジン部隊」なんかじゃない! 野球留学生ものがたり』(インプレス)『巨人ファンはどこへ行ったのか?』(イースト・プレス)『下剋上球児 三重県立白山高校、甲子園までのミラクル』(カンゼン)など多数

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