ヤクルトがドラフトで獲得すべきは「即戦力投手」か「村上宗隆の後継者」か 気になるのは「あの逸材」の動向 (3ページ目)
さらに、来季34歳を迎える中村悠平の後継者を内山壮真とするならば、強力な競争相手が必要だろう。ただ、今年は捕手の人材が心細く、志望届を出している数も少ない。そんななか、屈強そうな体躯と強肩がウリの後藤聖基(東洋大/183センチ・83キロ/右投右打)が浮上する。年齢的にも近く、内山のライバルになるにはもってこいの逸材だ。
今年はシーズン序盤から苦しんだが、ヤクルトというチームは決してこんなものではない。10月26日がチーム立て直しの第一歩になることを、切に願ってやまない。
著者プロフィール
安倍昌彦 (あべ・まさひこ)
1955年、宮城県生まれ。早稲田大学高等学院野球部から、早稲田大学でも野球部に所属。雑誌『野球小僧』で「流しのブルペンキャッチャー」としてドラフト候補投手のボールを受ける活動を始める。著書に『スカウト』(日刊スポーツ出版社)『流しのブルペンキャッチャーの旅』(白夜書房)『若者が育つということ 監督と大学野球』(日刊スポーツ出版社)など。
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