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NPB史上5人の天才打者を審判歴38年の名アンパイアが選出「3000安打はできた」「高卒1年目からモノが違った」 (3ページ目)

  • 水道博●文 text by Suido Hiroshi
  • photo by Sankei Visual

日米通算504本塁打を放った松井秀喜日米通算504本塁打を放った松井秀喜この記事に関連する写真を見る

【高卒1年目からモノが違った松井秀喜】

 松井秀喜選手(元巨人ほか)はスイングスピードの速さとパンチ力がずば抜けていました。だから、打球も速く、遠くに飛びました。

 今でも覚えているのがプロ初安打、1993年5月1日のヤクルト戦(東京ドーム)です。西村龍次投手からライトフェンス直撃の弾丸ライナーでのタイムリー二塁打でした。高卒1年目、まだ弱冠18歳なのに、外国人選手並みの打球スピードでした。

 その試合、私は三塁塁審を務めていて、打球が外野に飛んだ時は二塁ベースカバーに走らなくてはいけないのですが、その打球のすごさに見とれてしまって、足が止まってしまいました。

 松井選手のプロ初本塁打はその翌日ですよね。野村克也監督が高津臣吾投手に「試しに内角にストレートを投げてみろ」と言ったボールをホームラン。もうモノが違いましたね。

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