山田哲人「便利屋でもなんでもいい」×周東佑京「失敗したら地獄が待っている」。侍ジャパン勝利の切り札が対談で語るWBCへの思い

  • 中島大輔●文 text by Nakajima Daisuke

── お二人はプレッシャーを力にできるタイプですか。山田選手は、東京五輪準決勝の韓国戦で決勝タイムリー2塁打を放ちましたが......。

山田 いやぁ、それは時と場合ですね。国際大会ではないけど、去年の日本シリーズではすごく緊張して、結果として全然ダメで、ヒットがあまり出ませんでした。いい時もあれば、悪い時もあるという感じですね。

周東 僕もプレッシャーは感じますね、やっぱり。僕が代走に出て失敗したら、それで試合が終わる可能性がすごく高いので......。まあプレッシャーをどうにかしようと思っても、やっぱりどうにもならないので。そこはしっかり受け入れて、そのなかで自分のベストを出せればと思っています。

【代表は情報交換の場】

── ともに2019年のプレミア12で侍ジャパンに選ばれ、周東選手が山田選手に二塁盗塁のリードの取り方について聞きにいったという話を聞きました。

周東 哲人さんは盗塁をたくさん決めていますし、いろんな映像を見てもスタートの反応がすごくいい。僕自身はああいうスタートをなかなか切れないので、すごく気になっていたので聞きにいきました。もちろん、一人ひとりスタートの仕方も違ければ、どういうところを見て、どんなことを考えているのかも違います。だからいろんな人の話を聞いて、自分のなかで試して、いろいろやってみるのはすごく大事なことなのではと思っています。それが結果につながってくることは多いですね。

山田 正直、その時のことは覚えていないなぁ......(笑)。でも、聞かれたことに対しては素直に答えますし、逆に僕も気になったことがあれば先輩でも後輩でも聞きにいって、コミュニケーションをとっています。そういうのは僕と佑京だけの関係だけではなく、国際大会で集まった時にはたくさんの選手とコミュニケーションをとっていますね。

 話す内容については、練習法とかですね。それで、たとえば調子が悪くなった時にその練習法を試してみるとか。僕はいろんな種類のティーを打っているんですけど、そのほかの種類のティーをしている人がいたら、それについて聞く。打ち方については自分の感覚が一番大事だと思っているので、ほかの選手のやり方を試してみることはないですけど、練習法や体調管理法、どういうサプリメントを飲んでいるかを聞いて参考にしてきました。

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