2022年セ・リーグの助っ人通信簿。高木豊はヤクルトに最高評価。野手、投手が×だったのは? (2ページ目)
◆DeNA【野手×/投手○】
夏場に球団記録となる本拠地17連勝を記録。一時は17.5ゲーム差をつけられた首位のヤクルトに4ゲーム差まで迫るなど、リーグ2位で終えたDeNA。エドウィン・エスコバーが70試合に登板する鉄人ぶりを発揮するも、昨年同様に主軸として期待されたタイラー・オースティンとネフタリ・ソトが誤算に終わった。
「野手は×です。特にオースティンはほとんど試合に出ていませんし(38試合出場)、打率が1割台で1本塁打では話になりません。戦列に加わった時期も遅すぎて代打だけの出場でしたからね。大型契約(昨シーズン終了後に3年契約を締結)をしたことが、心理的にマイナスに働いた部分もあるかもしれませんね。
ソトは悪いなりに頑張ってくれましたけど、2人を総合すると×です。やはりプロ意識が足りないというか、開幕に間に合わせるのがレギュラーの宿命というか責任なのですが、そういうことが果たされませんでした。
投手ではエスコバーが登板過多で相当疲労がたまり、最後のほうは打ち込まれることも多かった。でも、本当によく投げてくれたということで、エスコバー個人は◎でいいと思います。(フェルナンド・)ロメロは勝敗数(6勝8敗)が逆だったら○でしたが、負け越してますからね。やはり助っ人なんで勝ち越してほしかったです」
【主な助っ人外国人の成績】
(野)ソト 117試合 打率.266 17本塁打 49打点 出塁率.342 OPS.815
(野)オースティン 38試合 打率.156 1本塁打 3打点 出塁率.289 OPS.602
(投)ロメロ 23試合 6勝8敗 防御率4.87 QS率22.2
(投)エスコバー 70試合 4勝2敗34ホールド2セーブ 防御率2.42
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