【競馬予想】「穴狙い」の小倉記念で注目すべき血統は? 種牡馬の勝率、牝系の勢いから2頭をピックアップ
【芝2000mのスペシャリストに期待】
7月20日(日)、小倉競馬場で3歳以上馬によるGⅢ小倉記念(芝2000m)が行なわれる。
このレースは今年で61回目を迎える伝統のハンデ戦。昨年は中京で行なわれたため、小倉開催は2年ぶり。小倉で行なわれた2021~23年の3回こそ小さな波乱程度の荒れ方だったが、2020年は10番人気→6番人気→13番人気の決着で3連単137万4190円の高配当だった。また過去10年で7度、1番人気馬が敗れているように、基本は穴狙いでいいレースだ。
昨年1月のGⅢ中山金杯以来となる重賞勝ちを狙うリカンカブール photo by Sankei Visualこの記事に関連する写真を見る
では、このレースを血統的視点から分析していこう。過去約10年の小倉・芝2000mの成績を見ると、勝利数ではディープインパクトが35勝、ハービンジャーが31勝と続くが、勝率で目を引くのが、18.4%(38戦7勝)と高い数字を誇るシルバーステートだ。これは、シルバーステート産駒の「全競馬場の芝2000m成績」のなかで最も高い勝率となっている。
今回、出走予定のシルバーステート産駒はリカンカブール(セン6歳、栗東・田中克典厩舎)。同馬は昨年のGⅢ中山金杯(中山・芝2000m)の勝ち馬で、これまでの5勝はすべて芝2000mというスペシャリスト。この小倉・芝2000mでは3歳2月の未勝利戦、3歳8月の足立山特別に勝利し、前走の小倉日経オープンは5着と、3戦2勝の成績を残している。
足立山特別でマークした1分57秒6は、1勝クラスでは異例の好タイム。このタイムを今回と同じ夏の小倉でマークしているのは、大きなアピールポイントと言える。前回の敗戦は気になるが、初めて斤量59kgを背負った影響が出たのだろう。今回は1kg減の58kgで出走できるので、条件はよくなる。
臨戦過程もいい。今回は約5カ月半ぶりとなるが、同馬は休み明けのレースで実績がある。4歳時には、約6カ月半ぶりの出走で昇級初戦だった西宮S(阪神・芝2000m)を鮮やかな差し切りで制している。
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著者プロフィール
平出 貴昭 (ひらいで・たかあき)
主に血統分野を得意とする競馬ライター、編集者。(株)サラブレッド血統センター在籍。著書に『覚えておきたい日本の牝系100』『一から始める! サラブレッド血統入門』など。「週刊競馬ブック」で『血統見聞録』を連載するほか、「競馬四季報」などの編集業務にも携わる。そのほか、『優駿』などにも寄稿。twitterアカウント:@tpchiraide











