ドラフト最下位指名の12人は実力者だらけ。元甲子園のスター、社会人屈指の強打者などプロ野球で下剋上なるか (7ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • photo by Ohtomo Yoshiyuki

西武から6位指名を受けた社会人屈指の名手・児玉亮涼西武から6位指名を受けた社会人屈指の名手・児玉亮涼この記事に関連する写真を見る西武6位
児玉亮涼(大阪ガス/遊撃手/右投右打/24歳)

 来年は外崎修汰、源田壮亮の二遊間コンビが30代に突入する。育成ドラフト出身の滝澤夏央が台頭したとはいえ、依然として二遊間の層は薄い。そこで守備力の高い児玉を補強。身長166センチの小兵ながら、正確かつ機敏な遊撃守備は九州産業大時代から光っていた。大阪ガスでは課題の打撃を磨き、少しずつレベルアップ。プロでは1年目から一軍の控え内野手・代走の役割を担いたい。源田の芸術的守備に触れることで、社会人きっての名手にどんな変化が訪れるのか楽しみでならない。

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