ドラフト最下位指名の12人は実力者だらけ。元甲子園のスター、社会人屈指の強打者などプロ野球で下剋上なるか (6ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • photo by Ohtomo Yoshiyuki

サイドから150キロ前後の速球が武器の西濃運輸・船迫大雅サイドから150キロ前後の速球が武器の西濃運輸・船迫大雅この記事に関連する写真を見る巨人5位
船迫大雅(西濃運輸/投手/右投左打/26歳)

 やっと、この投手をプロ野球ファンに見てもらえる......。そんな感慨を覚えずにはいられない。昨冬の都市対抗野球大会での船迫の投球を見て、「今すぐ第二次ドラフト会議を開いてもらえないか?」と強く願った。サイドハンドから150キロ前後の快速球をコーナーにビシビシと決める姿は、まさに圧巻。「こんな投手がアマチュアにいてはダメでしょう?」と思ってしまう実力者だ。170センチ台前半の小さな体と今年26歳の年齢がネックになっていたが、プロに入ってしまえば関係ない。不安定だった巨人リリーフ陣の救世主としては、うってつけの存在だ。

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