ドラフト最下位指名の12人は実力者だらけ。元甲子園のスター、社会人屈指の強打者などプロ野球で下剋上なるか (9ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • photo by Ohtomo Yoshiyuki

ソフトバンクが6位で指名した桐蔭横浜大の強肩捕手・吉田賢吾ソフトバンクが6位で指名した桐蔭横浜大の強肩捕手・吉田賢吾この記事に関連する写真を見るソフトバンク6位
吉田賢吾(桐蔭横浜大/捕手/右投右打/21歳)

 今年は育成選手を含めて20人もの選手を指名。独自路線をひた走るソフトバンクが支配下の最後に選んだのは、強打の捕手だった。どちらかといえば守備型の捕手が多いチーム事情から、吉田に白羽の矢を立てたのだろう。今春の神奈川大学リーグでは6本塁打を放っているが、本質的には広角にヒットを打ち分けるアベレージ型。打席数を重ねれば、プロの高いレベルでも順応できそうだ。課題は突出したもののない守備面になるが、まずは代打の切り札兼控え捕手として居場所を見つけたい。

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