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「時代に逆行」なんかじゃない。中日・柳裕也は140キロ強の直球で、なぜ奪三振を量産できるのか (5ページ目)

  • 中島大輔●取材・文 text by Nakajima Daisuke
  • photo by Jiji Photo

 東京五輪期間のブレイクを経て、後半戦に向けていかに状態を整えていけるか。好スタートを切った今季、柳にかかる期待は大きい。

「優勝がチームの目標です。それに向けて、僕は週に1度しかマウンドに上がらないので、責任を持ってしっかり準備し、チームのためになんとかみんなで勝てるようにがんばりたい。ドラゴンズはまだまだやれるチームだと思いますし、やらなきゃいけないチームだと思っています」

◆元中日・荒木雅博は「イップスも生活の一部」にして名二塁手となった>>

 大野雄大(中日)の背中を追い、涌井秀章(楽天)に刺激を受けて迎えた今季。柳裕也は自らの道を進みながら、大きな責任を背負い、投手として高い頂を目指していく。


【profile】
柳裕也(やなぎ・ゆうや)
1994年4月22日生まれ、宮崎県都城市出身。小学校時代は軟式野球で全国大会優勝し、中学校時代はシニアの日本代表として少年野球全米選手権大会でも優勝を果たす。横浜高校時代は甲子園に3度出場。明治大学でもエースとして活躍し、大学ナンバー1の逸材と評価される。2016年ドラフト1位で中日に入団。2019年、初めて規定投球回数に到達して11勝をマークする。180cm、85kg。

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