片岡篤史は松坂大輔に「謝罪されました」。3年前に初めて話したあの空振りシーン (3ページ目)
「あの空振りシーンについて、松坂から『僕が投げる度に、片岡さんの空振りの映像が出てしまってすいません』と謝罪されました(笑)。時間はあまりなくて短いやりとりでしたが、初対決について話をしたのは、約20年の間でそれが初めてでしたね。でも、あのインハイの球を僕が振りにいき、大げさな空振りでコケてしまったことが、現在まで語り継がれる要因になっているんじゃないかと」
衝撃のデビュー戦から積み上げた白星は、日米通算170勝。その過程には、2011年のトミー・ジョン手術をはじめ、度重なるケガがあった。
「170勝が多いのか少ないのかはわかりませんが、ケガがなければ200勝以上勝てたと思います。近年は佐々木(朗希)にしても、奥川(恭伸)にしても、"高卒投手の1年目は体作り"という傾向があります。仮に松坂がそのようなステップを踏んでいたら、もっとすごい成績を残していたでしょうね」
最後に、引退を決断した松坂に対しての思いを聞くと、片岡はこう答えた。
「苦しかっただろうな......と思いますね。高校時代もプロ入り後も、あれだけの多くの球数を投げ、加えてメジャーや国際大会の舞台でも投げ続けてきました。そうとう肩や肘を酷使してきた投手ですから。引退後はゆっくり休んで、体をいたわってほしいです」
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