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ホークス周東佑京の弱点とは。
大道典良がズバリ指摘、今後の課題は? (3ページ目)

  • 岡田真理●構成 text by Okada Mari
  • 寺崎江月●取材協力 cooperation by Terasaki Egetsu

 支配下登録選手としてスタートを切った2年目は、序盤にスタメン出場の機会もあったものの、故障組の復帰が相次ぐと代走や守備固めとしての起用が増えた。しかし、結果的には代走時に歓声が沸く選手にまでなることができた。武器を活かした生き残り方であり、ホークスの一軍選手として認められた証だ。

 一方、打率は.196に沈んだ。周東はバットをグリップいっぱいに持って長打を打とうとする。しかし、いかにその気持ちを押し殺して「内野安打でもいい」と割り切れるかどうかが、周東の今後にかかっていると私は思う。

 凡打でもセーフになる足を持っているのだから、地面に叩きつけるバッティングでも構わない。塁に出ないと、武器である足を使うこともできない。とにかく、バットに当てて塁に出ること、本塁に帰ってくることが最大の目的ではあるが、走者となってバッテリーに球種を絞らせたり、失投を誘ったりすることも、チームにおける周東の役割だ。

 あの足があった上で、さらに小技の利く打撃ができるようになったら、それこそ何億も稼ぐ選手になる。プロで長く生き残るためには、今求められていることに応えなくてはならない。それを意識して、打撃技術はもっと磨かねばならない。

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