2020.04.16

ホークス周東佑京の弱点とは。
大道典良がズバリ指摘、今後の課題は?

  • 岡田真理●構成 text by Okada Mari
  • 寺崎江月●取材協力 cooperation by Terasaki Egetsu

大道典良が明かすホークスの育成 後編
(前編はこちら>>)

 2017年の育成2位で福岡ソフトバンクホークスに入団した周東佑京は、支配下登録された昨シーズンに大ブレイクを果たした。102試合の出場でチームトップの25盗塁。そのオフに開催されたWBSCプレミア12では、大会最多となる4盗塁を記録するなど、快足を披露して一躍名を広めた。

 今後の課題は打撃だが、大道典良ホークス二軍打撃コーチはどこに改善点があるとみているのか。さらに、周東のように育成から一軍の選手たちを脅かしそうな若手たちも紹介してもらった。

【入団前から輝いていた周東佑京の足】

「代走・周東」とアナウンスされただけで、スタンドから歓声が沸きあがってくる。私も長くプロ野球界にいるが、代走だけでここまで歓声が上がる選手はほとんど見たことがない。

持ち前の快足で昨シーズンにブレイクした周東 photo by Sankei Visual 周東佑京は、東京農業大学北海道オホーツクで1年時からレギュラーとして活躍。もともと福岡ソフトバンクホークスには"東農大ルート"があったが、樋越優一(2015年育成ドラフト3位、現ホークス職員)の後輩だったことで周東の情報を得ることができ、作山和英スカウトが1年時からマークしていたと聞いている。

 50メートル5秒7。一塁到達も3秒8を記録。小川一夫二軍監督は「プロでもトップクラスのスピードが周東獲得の決め手になった」と明言していた。

 私が周東に出会ったのは入団1年目(2018年)の新人合同自主トレの初日だ。機敏さ、足の速さはどの支配下選手よりも際立っていて一瞬にして目を奪われた。作山スカウトからは、「とにかく足はピカイチ。大道、あとは打つほうを」と言われた。まさに育成契約の理由が、打撃技術の低さだった。