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もう弱投とは言わせない。
ヤクルト投手陣が誓う
12球団ワースト返上 (3ページ目)

  • 島村誠也●文 text by Shimamura Seiya
  • 小池義弘●写真 photo by Koike Yoshihiro

館山昌平(10試合/1勝4敗/防御率7.24/QS率0%)

「僕は2013年、2014年にトミー・ジョン手術をして、2015年の途中からマウンドに戻ることができました。そのなかでできたこと、できないことがあり、昨シーズンはさらなるステップアップを目指して挑みましたが、うまくいかなかった。課題は自分のなかにありますが、それをクリアしたところで、相手チームがもっと上をいけば、昨年と同じようになってしまうでしょうし......。野球選手がグラウンドで失った信頼は、グラウンドしか取り戻せません。プロ15年目ですけど、その思いはルーキーのときから変わりません。毎年、毎年、覚悟を持ってやっています。いつでもベストシーズンを目標にやっているので、その気持ちに対してのブレはないですね」

石山泰稚(中継ぎで13試合/1勝0敗/防御率7.31)

「昨年はケガでチームにまったく貢献できませんでした。ケガに関しては『これでやったのかな』と思い当たるところがあって、そこをオフにしっかりと取り組んできました。それを信じて、先発ローテーションに入って何勝とかではなく、とにかく1年間を戦えるようにすることだけを考えています。そこだけですね」

山中浩史(22試合/6勝12敗/防御率3.54/QS率59.1%)

「昨年は勝負どころで長打を打たれて試合を決められることが多かったので、ボールを低めに集めることを意識しながら練習しています。そのためには、フィジカルやデータ分析などしっかり準備をしていきたい。数字としては、強く意識はしませんが、やはり2ケタ勝利はひとつの目安にしています」

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