検索

ヤクルト「新1・2番コンビ」が挑む、史上2組目の快挙 (3ページ目)

  • 島村誠也●文 text by Shimamura Seiya
  • 小池義弘●写真 photo by Koike Yoshihiro

―― 昨シーズン、山田選手、川端選手とも打率3割、2ケタ本塁打を記録しました。1・2番コンビが3割、2ケタ本塁打を達成したのは、2007年の巨人・高橋由伸選手(打率.308、35本塁打)、谷佳知選手(打率.318、10本塁打)だけです()。もし、山田選手、川端選手の1・2番コンビが達成すれば、史上2組目の記録となります。
※100試合以上のコンビ対象

「まあ、僕の成績は去年のものですから(笑)。新しいシーズンに入ると、また1からのスタートなので不安は多いです。今は、その不安を振り払うために練習しています」

 そして、今年も1番を任される山田にも話を聞いた。オフに厳しい練習をしたのだろうか。体つきは昨年よりひと回り以上大きくなっている感じがした。

「体重を増やそうとした結果、自然と大きくなりました。1年間いいコンディションで試合をするには、それなりの体のサイズが必要だと思ったんです。昨シーズンの後半は、かなり体力的にしんどかったので……」

―― 今年も1番を打つことになります。どんなアプローチをしたいですか。

「去年から言っているように、とにかく塁に出ることだけです」

―― 川端選手が2番に入ることで、いろいろな作戦が考えられます。盗塁の機会も増えるかもしれません。そうなれば、山田選手が目標にしている「3割、30本塁打、30盗塁」にもグッと近づきます。

「そういう気持ちがあっても、ベンチからサインが出ないと走れないので……(笑)」

3 / 4

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る