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交流戦開幕。セがパに勝ち越すための打開策はあるか? (5ページ目)

  • 島村誠也●文 text by Shimamura Seiya
  • 小池義弘●写真 photo by Koike Yoshihiro

 また、与田氏の見解はこうだ。

「今年の交流戦のカギを握るのは、西武と楽天のパ・リーグ下位2チームだと思います。ここまでの戦いを見ると、投打ともに元気がないのが気になります。この今ひとつ調子の上がらない2チームに、セ・リーグのチームがどこまで貯金を作ることができるのかが重要になってくると思います。セ・リーグは広島の前田健太や巨人の菅野智之を筆頭に、パ・リーグの打者相手にも真っ向勝負できるピッチャーが増えています。彼らが投げる試合を確実に取ることができれば、十分に勝ち越せると思います」

 昨年、24連勝という驚異的な記録を達成した楽天の田中将大がヤンキースに移籍し、パ・リーグからスーパーエースがまたひとり去った。それだけでもセ・リーグにとっては大きなアドバンテージになるはずだ。さらに広島の大躍進や、現在5位とはいえヤクルトが圧倒的な攻撃力で順調に白星を重ねている。はたして、パ・リーグ相手にどんな戦いを見せるのか。セ・リーグの意地に期待したい。

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