2014.05.19

波に乗れない巨人にとって、交流戦は吉か凶か?

  • 島村誠也●文 text by Shimamura Seiya
  • 小池義弘●写真 photo by Koike Yoshihiro

 巨人が首位・広島に4.5ゲーム差をつけられ、リーグ3位で交流戦を迎えることになった。このオフは、片岡治大を西武から、大竹寛を広島からそれぞれFAで獲得し、中日を自由契約となった井端弘和の入団も決めた。こうした補強もあり、開幕前は多くの解説者が巨人優勝を予想。なかには「早い段階から独走するんじゃないか」という解説者もいたほどだ。しかし現在は、独走どころか3位に甘んじている。それでも「巨人は必ず巻き返してくる」という声は多く、この交流戦は巨人にとっても大きなポイントになるのは間違いない。

セ・リーグトップの7勝をマークしている菅野智之。

 これまで巨人はセ・リーグで圧倒的な力を見せてきた。過去10年の成績を見ても、Aクラス8回、そのうちリーグ優勝は5回を数え、日本一にも2度輝いている。まさに「セ・リーグの盟主」と呼ぶにふさわしい実績を残している。

 しかし、そんな巨人も交流戦になると持ち前の実力を発揮できずにいる。これまでの交流戦の成績を見てみたい。( )は交流戦の順位。

2005年 18勝14敗4分(4位)→シーズン5位
2006年 13勝23敗(11位)→シーズン4位
2007年 15勝9敗(2位)→シーズン1位
2008年 14勝10敗(4位)→シーズン1位
2009年 12勝9敗3分(5位)→シーズン1位
2010年 12勝12敗(7位)→シーズン3位
2011年 10勝13敗1分(7位)→シーズン3位
2012年 17勝7敗(優勝)→シーズン1位
2013年 13勝10敗1分(3位)→シーズン1位

 2012年にはセ・リーグのチームとして初の交流戦優勝に輝き、通算成績でも124勝107敗9分(勝率.536)と勝ち越してはいるものの、交流戦で大きく貯金が作れていないのも事実である。