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大谷翔平、新春の誓い「投手で2ケタ、打者で3割はクリアしたい」 (6ページ目)

  • 石田雄太●文 Ishida Yuta
  • 阿部卓功●写真 photo by Abe Takanori

―― ピッチャーとして中6日、野手としてひとつのポジションを守るとすると、どのくらいの数字をクリアしなくちゃいけないと思いますか。

「中6日で1年間投げたら、26、27試合ですかね。それは全部、勝ちにいきますよ」

―― 全部、勝ちにいく。

「もちろんです。でも、今年はチームに2ケタ勝っている方もいなかったですし、チームとしても苦しかったので、ローテーションで投げるみんなが2ケタずつ勝てればいいなと思います。僕も全部勝ちにいきますけど、2ケタは勝ちたいなと……」

── 26試合投げて10勝だと、勝ち越せないかも。

「あっ、そうか。そうですね(笑)」

―― バッティングの目標はいかがですか。

「規定打席に達するためには試合に出なきゃいけない。そのためには使われる技術を持ってなくちゃいけないし、信頼される選手でないといけない。そういう意味で、数字はすごく大事かなと思います。ここぞという場面で『コイツなら打ってくれる』と思わせるのは、2割バッターより3割バッターですよね」

── 2年目の目標は、ピッチャーとして2ケタ、バッターとして3割。

「まぁ、そうですね(笑)」

―― 最後にひとつ、今の二刀流は、いずれどちらかに絞るまでの過程なんでしょうか。

「いつか、どちらかに絞ろうと思っていたら、知らない間に『どっちがいいのかな』というところに目が行ってしまって、僕自身の中で選ぶという発想になってしまうと思うんです。だからそういう風には考えていません。とことんまで『どっちも伸ばそう』と考えるようにしています」

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