大谷翔平、新春の誓い「投手で2ケタ、打者で3割はクリアしたい」 (5ページ目)
── 2年目はピッチャーと野手、どちらに比重を置くつもりなんですか。
「それは、栗山(英樹)監督もおっしゃっていますけど、中6日で回れるように調整をしていくということなので、そこに向かって頑張ろうと思っています。1年目はどちらかと言えばバッターとして最初から使っていただきましたし、すごくいろんな経験もさせてもらいました。ただ、来年に関しては、監督が思っているプランを聞いて、自分の中で消化してやっていこうかなとは思います」
―― 昨秋のフェニックス・リーグでは、ピッチャーとして中6日での調整を試みていましたが、2年目はピッチャーに軸足を置くということを、監督とは話したのですか。
「大まかにですけど……そこを目指してやってほしいとは言われました」
―― その方針については、どうお考えですか。
「それがチームの方針なら、僕はそこを信じてやりたいなと思っています」
── ピッチャーとしての課題については、どうでしょう。
「ピッチングについては、抜けたボールを打ってくれてフライになったりとか、たまたまの結果もまだまだ数多くありますし、確実に低めを狙って、意図的にゴロを打たせるとか、狙ったところで三振が取れたりとか、そういうことがまだまだ少ないと思うので、そういうことができるようになったら楽しいのかなと思います」
── そのために身につけなければならない技術を挙げるとしたら……。
「まだ一球ごとにバラつきがあって、フォームが安定しないんです。だから、フォームをしっかり固めることかなと思います。まずは、立ったときの感じが大事です。しっかり右足で立って、バランスよく左足を上げられるよう、トレーニングしなきゃと思います」
── 栗山監督は、ピッチャーとして中6日でローテーションに入ることを優先させれば、野手として守るのは難しくなると仰っていますが、バッターとしてはDHで試合に出るという考え方についてはいかがですか。
「それは、守れるものなら守りたいなと思います。でもそこはチーム状況もありますし、僕は守備もバッティングも、もちろんピッチングも、すべて万全の状態にしておいて、この日は投げてほしい、この日は打ってほしい、守ってほしいというチームの方針に対して、いつでも応えられる準備をしていきたいと思っています。まだ僕はピッチャーとして1年間、ローテーションで回れたわけではないし、野手としても1年間、レギュラーとしてひとつのポジションを守っていくだけの技術があるわけでもない。イメージはありますけど、まだそのスキルに達していないので、今はそこを目指してやっています」
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