【MLB】今井達也、苦難のメジャー1年目 魔球"UFO"は有効も「自分の感覚と結果が一致しない」 (2ページ目)
【光明が見えた"UFO"中心の投球】
メジャーのマウンドは日本と比べて、土が非常に硬いとされている。マウンドの高さは本塁より25.4cm、勾配は1フィートにつき1インチと規定されているが、土の素材や硬さ、実際の感触は球場ごとに異なる。
投手によって合う、合わないもあるのだろう。また、今井を見ていると、いい意味でも悪い意味でも不器用な印象を受ける。西武の偉大な先輩、松坂大輔氏は今井について「昔はもっとシャイだった」と話すが、今でもフィールド内外でコミュニケーションを取ることは決して得意ではないように映る。そういう投手が新しい国、新しいカルチャーに適応するまでには、やはり時間が必要なのだろう。
手探りでの投球を続けながらも、今井は随所にポテンシャルを感じさせる投球を見せている。5月25日のテキサス・レンジャーズ戦では6回を無安打・無失点に抑え、継投によるノーヒッターの立役者になった。さらに、6月19日のクリーブランド・ガーディアンズ戦では3失点を喫しながらも11奪三振。同25日のデトロイト・タイガースでは10奪三振で無失点と、2試合続けてふた桁奪三振を記録した。
球種のなかでは、左右どちらにも曲がって落ちる独特のスライダーが武器になっている。このスライダーはアメリカでも話題を呼び、ついた愛称は"UFO"。6月25日のタイガース戦ではスライダーが冴えわたり、デトロイトの放送席は「"スライダー"とは呼ばれているが、3つの異なる動きをする球種じゃないか」と目を丸くしていた。
"UFO"は前半戦で被打率.186、空振り率39.9%(Baseball Savantの要約表示ではこの二つの数値を直接確認できなかったので若干不安ですが......)といい数字を残しており、今井自身も一定の手応えを感じているようだった。前半戦の最終登板のあとには、今井本人も「もともと日本でもほぼ2球種でやってきた(真っすぐとスライダー)。それを評価されてメジャーに来れたわけなので、そこは変える必要がないかな、と思っています」と、少し控えめな言い方で自信を述べていた。
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