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【MLB】大谷翔平の2025年すごかった7試合 いぶし銀の輝きを放ったホワイトソックス戦「3度の走り」 (3ページ目)

  • 宇根夏樹●取材・文 text by Une Natsuki

 大谷のサヨナラ本塁打は、2024年8月23日に打ったサヨナラ・グランドスラムに続く2本目だ。イグレシアスが喫したサヨナラ本塁打は8本目だが、2022年の夏にエンゼルスからブレーブスへ移籍後は1本も打たれていなかった。

 なお、大谷が自身のプロモーションデーに打った2025年のホームランは4本を数える。2本目と3本目は5月15日、4本目は8月6日だ。

【7月2日@vsシカゴ・ホワイトソックス】
併殺打を免れたあと二盗&サヨナラのホームイン

 史上初の「50-50」を達成した昨シーズンと比べると、今シーズンの盗塁は半分どころか約3分の1に減った。59盗塁→20盗塁だ。

 ただこれは、投手復帰との兼ね合いが理由だろう。盗塁を試みることは減ったものの、走るスピードが落ちたわけではない。三塁打は9本を数え、自己最多を更新した。それまでは、2021年と2023年の8本が最も多かった。

 なかでも、7月2日のシカゴ・ホワイトソックスとの試合は、盗塁を含む「3度の走り」で勝利に貢献した。

 この日は5打数1安打。唯一のヒットも会心の当たりではなく、フライが二塁後方に落ちた。2点ビハインドの9回裏、無死満塁で迎えた5打席目も快音は響かなかった。打球は二塁手の正面に転がり、一塁走者は二塁で封殺された。けれども、大谷は遊撃手の一塁送球よりも早くベースを駆け抜け、併殺を免れた。これが1度目の走りだ。

 併殺崩れの間に三塁走者が生還。さらに、ムーキー・ベッツの犠牲フライにより、ドジャースは同点に追いついた。そこから、大谷は38試合ぶりに盗塁を記録した。5月20日の二盗を最後に盗塁は途絶えていた。その間の盗塁失敗も、5月23日の1度しかなかった。

 そして、ウィル・スミスの四球を挟んでフレディ・フリーマンがライトへ打ったヒットで、大谷は三塁を回ってサヨナラのホームを踏んだ。

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