覚えてまっか? あの元タイガース助っ人たちを辺境のプロ野球で発見 (3ページ目)
結局、最後まで外国人枠問題に阻まれ、一軍では3試合だけの出場にとどまり、2016年シーズン限りで日本を去ることになったが、昨シーズンは北米独立リーグでプレー。例年、冬のシーズンはドミニカかメキシコのリーグでプレーしていたが、この冬は契約するチームがなく、パナマに流れ着いた。
今シーズン、四国アイランドリーグplusの愛媛マンダリンパイレーツでプレーするというネルソン・ペレス パナマには、彼と同じく契約してくれるチームがあれば世界中どこでも行くという知人の紹介でやって来た。ここでも自慢の打棒が爆発し、チームをプレーオフへと導いたが、最後はチャンピオンシップを3連敗で終えた。
ウインターリーグの終わりは、実にあっさりしている。シーズンが終了すれば、その場でチームは解散。翌日にはホテルを引き払い、選手たちは各々の家路につく。助っ人たちは機上の人となり、次のシーズンに備える。
ペレスも、気持ちは来るべき2018年シーズンへと向かっていた。
「日本でもう一度チャレンジするよ」
今シーズン、ペレスは四国アイランドリーグplusの愛媛マンダリンパイレーツでプレーするという。
彼らに"引退"というきれいな辞め方はない。契約してくれる球団がなくなった時が引き際であり、契約してくれるチームがある限り、世界中どこにだって行く。それが彼らの流儀なのである。
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