WBC日本戦から絶好調のMLB右腕。
「体格のいい左打者がいたな」 (6ページ目)
──WBCを終えてシーズンに入ってからも、ナショナルズの先発ローテーションを守り、ここまで6勝と好調です。WBCに間に合わせるために少し早くトレーニングを始めた疲れは感じていませんか?
「WBCに向けた調整のおかげで、むしろいい感じでシーズンに入れたんじゃないかな。それぞれの球種をイメージ通りに投げれていると思う。特に僕にとってのカギはスライダーとカーブで、その2つの球種の曲がりが似てきてしまうことは避けたい。スライダーの方がより打者の手元で曲がり始める方がベター。それによってカーブとの間に落差が生まれる。シーズン序盤からそれができているのは、WBCのために早くから身体を作ったおかげかもしれない。シーズンは162試合で、1試合目も162試合目も同じくらいに重要。だから最初から全開で投げられていることを嬉しく思う」
──第4回のWBCで見事に優勝し、目標を達成しました。今から4年後、ジョー・トーリから再び参加の要請があったらどう返事をしますか。
「出場するよ。もちろんだ。これまで話してきた通り、WBCの経験は他の何にも代え難いからね」
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