【MLB】バッターが豊作。2015年の若手有望株ベスト10! (2ページ目)
2014年はトリプルAで常時プレイしたので、今年はおそらくメジャーに昇格してくるでしょう。レギュラーを獲れば、ア・リーグの新人王候補に名を連ねると思います。
第8位
ジョク・ペダーソン(ロサンゼルス・ドジャース/22歳/外野手/左投左打)
ペダーソンは2010年のドラフト11巡目と、決して高くない順位で指名されてプロ入りしました。しかし昨年、トリプルAで33本塁打・30盗塁、いわゆる「30-30」をマーク。ペダーソンがプレイしたパシフィックコーストリーグ(トリプルA)での「30-30」は、実に80年ぶりの快挙です。さらに驚くべきことは、ペダーソンはマイナーで通算OPS=1.017をマークしている点でしょう。出塁率と長打率を足し合わせた値であるOPSが1点を超えるのは、まさに驚異的なことです。
マイナーでの好成績が認められて、ペダーソンは昨年9月にメジャーデビューを果たしました。このオフ、ドジャースがマット・ケンプ(2011の本塁打王&打点王)をトレードでサンディエゴ・パドレスに放出したのも、ペダーソンというルーキーが台頭してきたからでしょう。今シーズンは開幕からセンターのポジションを掴み、ドジャース外野陣の軸として活躍するのではないでしょうか。2015年、ナ・リーグ新人王の最有力候補のひとりです。
第7位
ルーカス・ジオリト(ワシントン・ナショナルズ/20歳/投手/右投右打)
ジオリトは2012年のドラフトで、「史上初めて高校生右腕が全体1位で指名されるか?」と騒がれたほど、超高校級の逸材でした。しかし、高校最終学年のときに右ひじを故障してしまい、多くのチームがドラフトで敬遠する結果となったのです。そんな中、ドラフト1巡目16位で指名したのが、ナショナルズでした。
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