【高校野球】「なんでこんな結果になったんだ」 横浜・池田聖摩が敗戦後にこぼした魂の自問自答 (2ページ目)
【試合で結果を出せなければ意味がない】
そして、もうひとつ。横浜打線を苦しめたのは、ストレートの軌道から小さく落ちるフォークだった。池田は言う。
「落差は大きいほうじゃないんですけど、ちょっとした変化が効いていると感じました」
ここまでチームとして抑え込まれる経験はなかったのでは。そう尋ねると、池田は力なくうなずいた。
「(センバツのため)大阪に入ってから、練習試合はほぼコールドのような形で勝ってきましたから。投手陣が2点以内に抑えて、守備からリズムをつくって、打線が打って勝ってきました。今日は投手陣が2点に抑えたのに、自分たち野手陣が敗因でした。情けないです」
手応えは十分にあった。冬場には筋力トレーニングに励み、体重は73キロから78キロまで増えている。もともと長打を量産するタイプではないが、池田は自身のスイングに一段と力強さが増していることを実感していた。
「除脂肪体重も増えて、ふつうのスイングでも打球が飛ぶようになりました。センバツ前の練習試合では、逆方向にも長打が出て。強く、速い打球を打てるようになりました」
ウエイトトレーニングの成果は、走塁面にもポジティブに作用している。池田は「今までより足が速くなっている感覚があります」と語った。
この冬は投手としての練習を封印し、持ち前の遊撃守備も徹底的に磨いた。とくに主眼を置いたのは、スローイングの精度向上だった。
「しっかりと相手の胸に投げることにこだわって練習してきました。自分は体の左側が流れてしまうクセがあるので、左手のグラブで目標を指して投げることを意識しています。だいぶ精度が上がってきました」
だが、神村学園戦では、遊撃への打球は最終回にゴロが1本飛んできただけだった。池田は絶えず「ショートに飛んでこい」と願いながら、打球を待っていたという。
しかし、どんなに万全の準備をしても、アスリートは結果がすべてだ。池田は「試合で出せなければ意味がないです。悔しいです」と絞り出した。
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