検索

プロから子どもまで オリックス・森友哉の専属トレーナーが伝えたい「本当に大切な身体の土台」 (3ページ目)

  • 谷上史朗●文 text by Tanigami Shiro

身体機能向上アカデミーでは、小・中学生の球児を対象に、体の使い方や体幹強化などをテーマに指導している 写真は本人提供身体機能向上アカデミーでは、小・中学生の球児を対象に、体の使い方や体幹強化などをテーマに指導している 写真は本人提供この記事に関連する写真を見る 日中から夕方にかけては、中学・高校のチーム指導に加え、母校・関西大野球部のグラウンドにも週1回のペースで足を運ぶ。さらに、空いた時間には夢道場アスリートハウスで大学生や社会人選手へのパーソナル指導を行ない、時には同級生の甲子園メンバーで、希少がんと闘う福森大翔のケアにも力を注ぐ。加えて、オンラインでの朝トレーニングなどもこなす日々だ。

 それでも、より多くの人に、そして子どもたちに教えを届けたいという思いから、活動の手を緩めることはない。ただし、コンディショニングやトレーニングの分野は、ひとりで見られる範囲に限界があるのも事実で、新たなやり方や仕組みを模索中だ。そんななかでも、次々にやりたいことが浮かんでくる。

「幼稚園から小学校低学年の子どもを対象にしたキッズアカデミーも、やっていきたいと思っています。野球に特化するのではなく、運動能力を高めるうえでとても大切な時期ですから」

【夢道場が目指すその先】

 さらに、現在も行なっているオンライン指導を、今後はより広げていきたいとも語る。

「たとえば、会員限定のオンラインサロンをつくり、小学生からプロまでが同じ場で交流できるような取り組みもやってみたいですね」

 過去にNPBの若手選手が出演したケースもあり、この構想はすでに具体的な形を描いているという。話は次第に熱を帯び、その先には、あふれる思いとともに、さらに大きな目標を掲げていることも見えてきた。

「子どもたちの育成に、もっともっと力を入れて、この流れを広げていきたい。そして将来的には、その受け皿をつくりたいんです。一番の目標は、高校をつくることです」

 高校をつくる?

「高校、あるいは専門学校です。アスリート育成のために、この教えがきちんとつながっていく受け皿をつくりたいんです」

 大阪桐蔭野球部OBを取材していると、規格外に思える大きな夢をストレートに口にする場面にしばしば出会う。そのたびに、「日本一」を目指す集団のなかで育まれたマインドなのだと納得させられてきたが、今回もまさにそうだ。

3 / 4

キーワード

このページのトップに戻る