【夏の甲子園2025】山本昌が5人の「スーパー2年生」を診断 「今大会ナンバーワン」と絶賛した投手は? (2ページ目)
投打「二刀流」の活躍が期待される山梨学院・菰田陽生 photo by Matsuhashi Ryukiこの記事に関連する写真を見る菰田陽生(山梨学院2年/194センチ・100キロ/右投右打)
プロレス団体からも声がかかったそうですが、それもうなずけるほどの大きな体つき。肉体に眠っているポテンシャルは、今大会でナンバーワンでしょう。基本はしっかりしているし、この大きな体をストライクゾーンへと持っていく技術もあります。だからこそ、今大会は先発として着実にゲームメイクできていたのでしょう。有望な投手が多い2年生の世代でも、トップクラスの素材だと感じます。一方でマウンド姿を見て強く感じたのが、「本格的に投手をやり始めて間もないのだろうな」ということ。聞けば中学時代はあまり投げていなかったそうですし、体の成長に追いついていなかったのでしょうね。要領をつかんで、自分の体を柔らかく制御できるようになれば、さらに大化けするはずです。とてつもないパワーを生かしたバッティングも、将来が楽しみです。今大会は最後に右ヒジを痛めてしまったそうですが、しっかりと治して、また来春の甲子園に帰ってきてもらいたいです。
2 / 5