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【夏の甲子園2025】山本昌が3年生の好投手8人を解説 石垣元気のリアル評価、どうしても取り上げたい意外な隠し玉とは?

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro

山本昌のスカウティングレポート2025年夏(前編)

 球界のレジェンド・山本昌(元・中日)が、甲子園の有望投手を徹底分析する恒例企画が帰ってきた。前編で取り上げるのは、石垣元気(健大高崎)ら3年生投手8名。そして今回は、レジェンドが「どうしても取り上げたい」と、意外な隠し玉をピックアップしてきた。

わずか2イニングの登板に終わったが、155キロをマークした健大高崎・石垣元気 photo by Matsuhashi Ryukiわずか2イニングの登板に終わったが、155キロをマークした健大高崎・石垣元気 photo by Matsuhashi Ryukiこの記事に関連する写真を見る石垣元気(健大高崎3年/180センチ・78キロ/右投両打)

投げるボールが全国トップクラスなのは間違いありません。テイクバックを大きく取って、力みを感じないフォームなのに、これだけのスピードボールを投げられる。高校時代の佐々木朗希くん(ドジャース)に匹敵する球だと感じます。変化球もスライダー系の球とスプリットの精度が増していました。今大会はわずか2イニングの登板に終わりましたが、「将来の芽を摘まないために大事に使おう」という健大高崎の指導陣の信念を感じました。150キロ台中盤のスピードを投げられるということは、体への負担も大きくなります。もちろん、他にもいい投手が複数いること、石垣くんが抑えに控えている安心感という要因もあったのでしょう。欲を言えば、もうひとつ鋭い変化球を習得できるといいですね。プロで先発することを考えるなら、空振りが取れる球種をもうひとつ求めてもいいのかなと。石垣くんならできるはずです。

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著者プロフィール

  • 菊地高弘

    菊地高弘 (きくち・たかひろ)

    1982年生まれ。野球専門誌『野球小僧』『野球太郎』の編集者を経て、2015年に独立。プレーヤーの目線に立った切り口に定評があり、「菊地選手」名義で上梓した『野球部あるある』(集英社/全3巻)はシリーズ累計13万部のヒット作になった。その他の著書に『オレたちは「ガイジン部隊」なんかじゃない! 野球留学生ものがたり』(インプレス)『巨人ファンはどこへ行ったのか?』(イースト・プレス)『下剋上球児 三重県立白山高校、甲子園までのミラクル』(カンゼン)など多数。

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