【夏の甲子園2025】山本昌が3年生の好投手8人を解説 石垣元気のリアル評価、どうしても取り上げたい意外な隠し玉とは? (5ページ目)
昨年夏の日本一に貢献した京都国際・西村一毅 photo by Ohtomo Yoshiyukiこの記事に関連する写真を見る西村一毅(京都国際3年/177センチ・70キロ/左投左打)
昨夏の甲子園で初めて西村くんのチェンジアップを見た時には、「魔球だ」と思いました。打者はわかっていても、タイミングが取れない必殺の一球でした。今夏は体の力がついて、ストレートに強さが出た印象を受けました。相変わらずゲームメイク能力はすばらしく、全国屈指の左腕だと再認識しました。ただ、昨年と比べてチェンジアップの抜けが甘くなっていた感じもありました。昨年よりフォームがカカト重心になり、腕の振りなど微妙なバランスのズレがあったのかもしれません。とはいえ、まだ体の線は細いし、大きな伸びしろを残しているのは間違いありません。体の芯に力がついてくると、しっかりと軸足で立てるようになって、さらにボールがよくなるはず。強豪大学で野球を続けるようですが、これからも注目していきます。
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