検索

【夏の甲子園2025】横浜高、歴代ベストナイン 松坂大輔、筒香嘉智、近藤健介...日本代表がずらりと並ぶド迫力布陣 (2ページ目)

  • 戸田道男●文 text by Toda Michio

 もちろん松坂以外にも、彼がいなければナンバーワン投手になってもおかしくない投手たちがきら星の如くいる。

 1973年春優勝投手の永川栄植(元ヤクルト)、「和製トラボルタ」として人気を博した中田良弘(元阪神)、1980年夏優勝の愛甲猛(元ロッテほか)、MLBでも投げた高橋建(元広島ほか)、2003年春準優勝の成瀬善久(元ロッテほか)らをはじめ、涌井秀章、柳裕也(ともに中日)、伊藤将司、及川雅貴(ともに阪神)、石川達也(巨人)、藤平尚真(楽天)など投手だけで10人がNPB現役選手。この面々がブルペンに控える投手陣は想像しただけでも強力だ。

2011年に春夏甲子園出場を果たした近藤健介 photo by Ohtomo Yoshiyuki2011年に春夏甲子園出場を果たした近藤健介 photo by Ohtomo Yoshiyukiこの記事に関連する写真を見る

【控えメンバーも超豪華布陣】

 つづいて、捕手、内野、外野の野手陣の選考はひたすら頭が痛い。高校時代から複数ポジションを守れる選手が多く、入れたい選手をもれなく入れるために、パズルのようにポジションを動かして、何とかメンバーを固めてみた。

 キャッチャーは、高校時代のポジションに準じて近藤健介(ソフトバンク)を入れる。2024年パ・リーグMVPで首位打者。球界ナンバーワンのバットマンとして現在は外野を守るが、2011年春夏の甲子園には捕手で出場した。

 ファーストは1980年夏優勝のエースで、プロ入り後野手に転向した愛甲猛。セカンドは愛甲と同期で1年時の78年夏の甲子園で本塁打を打った安西健二(元巨人)を入れたい。

 サードは2008年春に背番号5で甲子園に出場、同年夏は背番号3で大会3ホーマーの筒香嘉智(DeNA)、ショートは将来性を買って、1年生で出た2021年夏の甲子園で逆転サヨナラ本塁打を放った緒方漣(現・国学院大)に任せよう。

 外野手は、初出場初優勝した1973年春の初戦でサヨナラ満塁本塁打の長崎誠と、2年時の1989年夏に4番打者を務めNPBで2年連続首位打者の鈴木尚典(元DeNA)に加え、3年連続夏の甲子園出場(2016〜18年)し、現在は日本ハムの主砲を務める万波中正の3人が守る。

2 / 3

キーワード

このページのトップに戻る