100周年の東京六大学リーグで注目のドラフト候補7人 楽天の宗山塁らに続けるか (3ページ目)
【小島大河・捕手(東海大相模高→明治大)】
先述の高須に加えて、大川慈英や、毛利海大と菱川一輝の両左腕などドラフト指名候補が揃う投手陣をリードするのが、強肩と強打を備えた正捕手の小島大河だ。
東海大相模高入学時は二塁手だったが、捕球が優れていることを理由に、高校2年生の秋に捕手にコンバートされた。翌年春のセンバツ甲子園に出場し、石田隼都(巨人)らをリードしてチームを全国制覇に貢献した。
明治大でも捕手としてプレーを続け、2年生で迎えた春のリーグ戦でレギュラーポジションを手にし、リーグ優勝。パンチ力を秘めた打撃で存在感を示し、自身初のベストナインにも選出された。全日本大学選手権では、決勝で常廣羽也斗(広島)を擁する青山学院大に屈してチームは準優勝に終わったものの、小島自身は大会4試合で12打数6安打と活躍し、敢闘賞を受賞した。
昨シーズンは早稲田大に春夏連覇を許す形となったが、個人としては大学日本代表に選出されて4番として活躍するなど、着実にレベルアップを重ねてきた。リーグ戦通算49試合に出場し、打率.337、56安打、3本塁打、38打点の成績を残してきた"正妻"のラストシーズンに期待が高まる。
【松下歩叶・内野手(桐蔭学園高→法政大)】
松下歩叶(まつした・あゆと)は勝負強さと、パンチ力のある打撃が魅力の内野手。桐蔭学園高時代には強豪校が揃う神奈川県予選で敗れ、甲子園出場は果たせなかったが、4番遊撃手としてチームを牽引した。
法政大入学後は、1年秋にリーグ戦初出場を果たすと、2年生の秋に二塁手のレギュラーとして13試合に出場。3年春からは三塁に周り、同年秋まで3シーズン続けてベストナインを獲得して大学日本代表にも選出された。
昨秋のリーグ戦では打率.352をマークして初の十傑入り。5本塁打、13打点を記録した。大島公一監督から主将と四番を任された、チームにとって欠かせない存在だ。
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