甲子園で熱投の10人を山本昌がリアル解説 ひと目で「すばらしい」と直感したエースは? (4ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • photo by Ohtomo Yoshiyuki

最速151キロを誇る仙台育英・仁田陽翔最速151キロを誇る仙台育英・仁田陽翔この記事に関連する写真を見る仁田陽翔(仙台育英/175センチ・74キロ/左投左打)

最速151キロのストレートを投げる速球派左腕と聞きましたが、たしかにボールに力があり、楽しみな投手でした。スライダーのキレもあって、三振がとれるタイプになりそうです。ただ、今夏の甲子園ではわずか2イニングあまりの登板に終わったように、まだ発展途上の印象を受けました。腕の振りはいいだけに、あとは下半身の体重移動が改善できるか。今は右足を上げたあと、移動距離があまりなく接地して全体的にあっさりとしたフォームになっています。もう少し粘って体重移動できるようになるとボールの質がよくなり、抜けるボールも減るはずです。

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