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甲子園で熱投の10人を山本昌がリアル解説 ひと目で「すばらしい」と直感したエースは? (3ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • photo by Ohtomo Yoshiyuki

昨年夏の優勝投手、仙台育英のエース・高橋煌稀昨年夏の優勝投手、仙台育英のエース・高橋煌稀この記事に関連する写真を見る髙橋煌稀(仙台育英/183センチ・85キロ/右投右打)

昨夏の甲子園優勝チームから中心的に投げていた投手ですし、注目していました。本人からすると今夏は本調子ではなかったかもしれませんが、能力の高さは十分に見てとれました。腕の振りの力感以上にスピードが出ているので、打者はタイミングが取りづらいのではないでしょうか。力で押すだけでなく、時には緩いボールを使うなどテクニックも感じました。あえて気になる点を挙げるなら、右肩がしっかりと回りきって投げられない時があること。肩が回って右手がトップの位置まで上がっている時は、力強いボールがいっています。このボールをコンスタントに投げられるようになれば、プロでも活躍が期待できます。

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