控え野球部員の晴れ舞台「ラストゲーム」が持つ2つの意味 山梨学院は春夏連覇へ一丸 (3ページ目)

  • 元永知宏●文・写真 text & photo by Motonaga Tomohiro

 センバツで山梨県勢として初めて日本一になった山梨学院には、春夏連覇の期待がかかる。吉田監督はこう言う。

「みなさんに『春夏連覇は?』と言われますが、今は山梨大会を勝ち抜くことだけを考えています。甲子園に出る権利を獲得してから、先のこと(夏の甲子園優勝)を考えます」

 進藤も仲間とともに、一歩一歩進んでいくつもりだ。

「このチームは、チャレンジャーとして戦ってきました。先のことを考えず、一戦必勝で目の前の相手を倒すことに全力を注ぎます。どんな相手でも、どんな試合展開になっても、最後まで自分たちの戦いを貫くと決めて戦ってきました。センバツでいい結果が出たので、それを夏も続けていきます」

 山梨学院は7月11日に身延(みのぶ)高校と対戦。そこから夏の戦いがスタートする。

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